冬の旅09 《鬼火》 “Irrlicht” 【ドイツリート/字幕で聴く歌曲】シューベルト

冬の旅 D. 911,Op.89【ドイツリート/字幕で聴く歌曲】 《鬼火》 Winterreise”Irrlicht”
◆冬の旅 再生リストで聴く▶https://www.youtube.com/watch?v=a5yY2AL6Wmk&list=PL75rJBaKZiiA3q29U9KNwtc1kgoNW3gWx&index=26&t=0s

フランツ・シューベルト作曲
ヴィルヘルム・ミュラー作詩
ゲルハルト・ヒュッシュ歌唱 1933年

【歌詞訳】
とても深い谷底の岩壁で
鬼火が僕を誘っていた
どうすれば出口を見つけられるんだ?
でもたいして気にはならない

道に迷い歩くのにはもう慣れた
どんな道にも行き着く先がある
僕らの喜び、僕らの苦しみ、
それらは全てひとつの鬼火の戯れさ

枯れた谷川の跡に沿って
縫うように僕はゆっくり降りて行く
すべての川は海に通じているのだから、
すべての悩みも墓へと通じているのだろう

【冬の旅 豆知識】
「冬の旅」はオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト(1797~1828)によって作曲された連作歌曲集。

シューベルトは、31年という短い生涯の間に600曲以上のリート(歌曲)を作曲し、歌曲王とも呼ばれている作曲家。

教員の仕事を辞め、友人の家を転々と居候しながら作曲や小コンサートに没頭する日々を送っていたシューベルトは、冬の旅の主人公と同じく自身をはみ出し者やよそ者と感じていたといわれる。

また冬の旅が作曲された1827年は、性病や腸チフスの悪化でシューベルトが死を強く意識した時期でもあり、冬の旅にはそのあたりの心境がひしひしと強く表れている。

音源は、ドイツの名バリトンで日本にも来日し、東京芸大等で教鞭をとったことがあるゲルハルト・ヒュッシュによる歌唱。1933年録音。

※音源が古いため、ノイズ等がありますがどうぞご了承ください。

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