東京都交響楽団 中学校で特別授業「生の音を」

子どもたちに音楽をもっと身近に感じてもらおうと、東京・台東区を拠点に活動する東京都交響楽団が都内の中学校を訪れ、特別授業を行いました。

 指揮者の大野和士さんが音楽監督を務める東京都交響楽団は、1965年に東京オリンピックの記念事業として設立され「都響」の愛称で親しまれています。

 5日は都響メンバーが中央区立日本橋中学校を訪れて吹奏楽部と合同で演奏したほか、大野さんが合唱や指揮棒の振り方を指導しました。

 参加した生徒の城所朝香さんは「一生に一度あるかないかぐらいの貴重な体験。自分で考えて演奏したり歌ったりしたい」、清水晃君は「(指揮の練習で)手拍子をやった。全員でそろって一体感を出すことができた」と話していました。

 都響は「生の音に触れて、音楽の楽しさに気付いてほしい」として、今後も小中学生を対象に特別授業を続ける方針です。

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