ベートーヴェン交響曲第9番

クラシックに魅了されて

大学院先輩にクラシックのCDを何枚から借りた中にベートヴェンの交響曲第9番、いわゆる、第九、歓喜の歌、のCDがありました(これもカラヤン指揮のものでした)。この第九は、確か私が高校生だった時に長野オリンピックが開催されて、その開会式でも使われていたのを記憶しており、その時はその程度の知識しかありませんでしたが、通常の交響曲とは異なり第四楽章に合唱が入る点が特徴です。

第一楽章の重厚な感じもすごくよいですし、第二楽章の軽やかなテンポもよいですし、第三楽章の心地よい調べというか天に召されそうな感じになってからの第四楽章に入ります。第四楽章もいきなりおなじみの音楽になるわけではなく、第一楽章、第二楽章、第三者楽章を回想してから、いやいやそのような調べではなくて、もっと心地よい調べを〜っとなってから、盛り上がってくるわけです。冒頭から合唱が始まるまでの盛り上がっていく過程が私はとても大好きです。オーケストラのバスから徐々に音が加わっていくところが本当に聞いていて心地よいです。
そこから独唱パートが始まってから合唱に入るまで間の男性パートのマーチのところなどオーケストラがどんちゃん騒ぎをするところなどはもう一緒に行進したくなってしまうほど心がウキウキになりますね♪

生演奏を聞いてみたい

大学院を卒業し、働くようになり、最初の1年目は仕事を覚えるのに必死で毎日ヘトヘトでしたが、その通勤時でもほぼ毎日のように第九を聞いていました。ちょうど通勤時間が1時間程度だったので第一楽章から第四楽章まで通して聞けて、しかも最後の「ゲーッテフンケン」でちょうど会社に到着するので、気分を盛り上げた状態で仕事を開始できました。1年間ほぼ毎日行きと帰りで聞いていたので年間で400回は聞いていたと思います。2年目になると仕事の仕方やコツなどを掴めて心にも余裕が出てきたことから、プロのオーケストラの演奏を聞きたくなりました。

最初に聞いたオーケストラの曲目も第九

日本では、年末になると日本各地で第九の演奏会が開催され、いろいろなオーケストラの演奏を聞くことができます。15年前の私は、オーケストラについても特段知識があったわけではなく、どこか有名もよくわかっていなかったので、NHK交響楽団の第九の演奏会を選びました。会場は、NHKホールで席はほぼ最前列と行っていいくらいの位置でした。オーケストラとの距離も近くて、演奏に圧倒されたのを記憶しています。やっぱり携帯プレイヤーで聞くよりも生演奏は、ぜんぜん違いました。前述の通り年間400回は聞いていたので、全体を通して口ずさめる状態になっていましたから、次はあの音だなとかわかってきます。指揮者がティンパニーに出すタイミングの指示とかそういうところも楽しめて本当に楽しくて夢のようでした。

一緒に歌ってみたい


そんな夢のような第九の演奏会を聞いて思ったことは、オーケストラの後方で合唱を歌っていた方々は、一番オーケストラに近い位置で演奏を聴けるし、一緒に歌ったらさぞ気持ちいいだろうなとふと思ってしまったのです。そういうものにズブの素人が参加できるような物はないものか、調べていたら見つかりました。第九をオーケストラと一緒に歌える会があったのです。次回は、私が第九の合唱に参加した時にお話ができればと思います。

ということで、下記はカラヤンの第九です。カラヤン、かっこいいですよね。

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