【読売日本交響楽団】広島で特別演奏会

東京を拠点に活動する読売日本交響楽団が、広島で特別演奏会に臨みました。
指揮を執ったのは、セバスティアンヴァイグレさん。
ピアノを独奏したのは、世界を舞台に活躍する辻井伸行さんです。
ドイツ人のヴァイグレさんは、被爆地・ヒロシマでの演奏に、特段の思い入れがありました。

■演奏
 ♪交響詩「英雄の生涯」♪

読売日本交響楽団。通称「読響」。
1962年に発足し、今年創立60年を迎えた、日本を代表する管弦楽団のひとつです。

ドイツ出身のセバスティアンヴァイグレさんが、常任指揮者を務めます。

■ヴァイグレ
「われわれ音楽家たちは、美しい音を演奏することで
 生きる希望を与えることができ、人生と感情を豊かにできる」

今月9日、ヴァイグレさんは、平和公園を訪れていました。
広島でタクトを振るのは初めてです。
原爆資料館で目の当たりにした、77年前の現実…。

■ヴァイグレ
「ちなみに私は東ドイツの出身ですが、原爆は(ドイツで)ほとんど話されない」
「変形した人の体、その写真を長く見ることはできませんでした」
「人の苦しみを見るのはつらい」

思わず立ち止まった展示。それは「折り鶴」です。

■ヴァイグレ
「千羽の鶴を折る。そうすれば病気が治るという話、素敵な話ですね」
「白血病になった佐々木禎子さんの話で深く感動しました」
「幸せそうなこどもだったので」

そんな思いを胸に向かったのは、佐々木禎子さんをモデルにした「原爆の子の像」です。

■ヴァイグレ
「なによりもカラフルですね」
「花が咲ているかのようです」
「たくさんの愛情(リーヴァ)とたくさんの希望と平和、
 折り鶴(カーネhン)から伝わってきます」
「子どもたちの絆が世界をつなげる」

生まれたのは、かつて戦火に包まれたベルリン。故郷への思いがヒロシマと重なります。

■ヴァイグレ
「私にとって、たしか広島で(指揮者として)初めてのコンサートです」
「観客たちを(音楽で)完全に抱きしめます」
「平和公園を訪れたことで私にとって感情的なコンサートになります」

そして迎えた広島での演奏会。
会場は、平和公園を設計した建築家・丹下健三が手掛けました。
共演するのは、ピアニストの辻井伸行さんです。
目が不自由な辻井さんは、ヴァイグレさんと腕を組んで登場です。

演奏するのは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。

冒頭、オーケストラが主題を奏でます。そして、辻井さんとカデンツァ。

■ヴァイグレ
「とてつもなくすばらしい音楽家です」
「私たちの動きは見えないでしょうが」
「しかし彼のすべての感覚、耳、全身で演奏して表現している。全く問題がありません」
「あわせなければいけない場所でジェスチャーを約束しました」
「すばらしい当たり前のようにうまくいきました」

■ヴァイグレ
「私たちはまた喜んでここにきて演奏します」
「皆さんを楽しませます」
「観客の反応が素晴らしかったです」
「私は幸せです」
「ダンケ(ありがとう)どういたしまして」

被爆地・ヒロシマで初めてタクトを振ったドイツのマエストロ・ヴァイグレさん。
そして原爆資料館の芳名禄に綴ったメッセージ。

「Never again !」
(繰り返してはならない)

《2022年9月15日(木)広島テレビ『テレビ派』で放送》

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