ヨハン・シュトラウス2世 : 美しく青きドナウ

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【アノネLounge】
アノネ音楽教室の作曲家の人生を辿る伝記教材『おぺら』の一部をご紹介!
クラシック音楽の作曲家を毎回一人取り上げて、名曲が生

♪『美しく青きドナウ』Op.314(1867年) –  ヨハン・シュトラウス2世作曲
ヨハン・シュトラウス1世は「ワルツの父」、2世は「ワルツの王」と呼ばれ、どちらも音楽の歴史に欠かせない二人として知られています。
ワルツは、ダンスに使われるテンポの良い3拍子の曲です。この『美しき青きドナウ』は、ウィンナ・ワルツという1拍目に重さがあるリズムが特徴です。

この曲が作曲された当時は、戦争で人々の気持ちが落ち込んでいました。美しいドナウ川を表す曲は、人々の心を励ましまし、オーストリアでは第2の国歌と言われるほど愛されるワルツとなりました。

♪《ヨハン・シュトラウスⅠ世&世》
Ⅰ世 1804年〜1849年 オーストリア
Ⅱ世 1825年〜1899年 オーストリア

 音楽史に名を残した親子。ヨハン・シュトラウス1世とヨハン・シュトラウス2世。 
ヨハン1世は1804年、音楽の街ウィーンで生まれます。小さい頃にお母さん、お父さんが死んでしまい、お金を稼ぐために、ヴァイオリンやヴィオラを酒場で演奏していました。やがて、ダンスホールで演奏を頼まれるほど腕を上げると、仲間を集めて楽団を作り、ヨハン1世が得意だったワルツを作曲して、たくさんの曲を発表をしました。

結婚をした年の10月に息子のヨハン2世が生まれます。ヨハン1世はこう心に決めていました。
「この子は絶対に音楽家にはさせないぞ。私のような苦労はさせたくない。」
しかし、ヨハン2世は勉強よりも音楽の方が大好きで、秘密でヴァイオリンの練習をしていたのを1世に見つかって、ヴァイオリンを叩き壊されたことも。
それでもヨハン2世はあきらめず、応援してくれる音楽家に協力してもらって、音楽の勉強とヴァイオリンの練習を続けました。

「今のぼくは、父さんなしでは認めてもらえない。でも、いつか超えてやる。
ヨハン2世は、自分の楽団を作り、1世の楽団のライバルになりました。
ところがすぐに、ヨハン1世は病気にかかり、45歳の若さで死んでしまいます。ヨハン2世は亡くなった1世に捧げる演奏会を何度も開きました。
「これでヨハン・シュトラウスはぼく一人だ。父さんの分まですばらしい音楽を作り続けよう。」(伝記教材「おぺら」より抜粋)

♪演奏者
ヴァイオリン: 茨木優香
チェロ: 野村祐介
ピアノ: 阿部明日見

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