庄司紗矢香さん:チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 2of2

私はこれを聴くとどうにも涙が止まらないのです

それは2008年、何気なくテレビを見ていた時のこと。
何か面白い番組はないかとチャンネルを回していたら
ふと、教育テレビに映ったのがこの楽曲でした。

クラシック音楽に趣味もないし
早々にチャンネルを回そうとしていたのですが
耳に飛び込んできたこの旋律を聴いた瞬間
私は、涙が溢れてきて、止まらなかったのです。

元々クラシックやバイオリンなんて
気取った感じでポロローンって弾くものだと
そんな風に思っていました。
ところがこの奏者、庄司紗矢香さんは
きゃしゃな体にも関わらず、私がやわいものと思っていた
バイオリンを、それはもうビックリする程、アグレッシブに
演奏なさっていた。そもそも私自身が、クラシック音楽という
ものに対する知識を持ち合わせていなかっただけでしょうが
その衝撃たるや、それは、物凄いものでした。

その旋律は、どこか悲しげであり
盛り上がっては、どん底に突き落とされる
また盛り上がっては、どん底に突き落とされる
そんなパートの繰り返しで

それは、まるで自分が今まで生きてきた人生を
そのまま、生き写しにしたような旋律だったのです。

今でこそ、この楽曲について
こんな風に、感想を述べることができますが
初めてこれを聴いた瞬間は
こんな風に冷静に、感想を
述べられるはずもなく
その時は、ただただ、耳に飛び込んでくるその旋律だけで
私は号泣し、涙が止まらなかった。

私はすぐに再放送を調べてこの番組を録画
それをDVD化した、たった1枚の個人的コレクションは
今では私にとって、生涯の宝物です。

2018/10/21追記
私はこの動画の収益化をしていません
今日この動画を再生してみたところ、ついているはずのない広告が付いていたので、あれ?っと思い確認してみたところ「著作権者によって収益化されています」となっていました。
Youtubeの著作権管理システムはすごいですね
再生時に表示される広告の収入は庄司さんのアルバム著作権者(Universal Music)へ入るようです。

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