ロシアのバレエ・オペラの殿堂、モスクワのボリショイ劇場の総支配人にプーチン大統領と近い世界的指揮者のワレリー・ゲルギエフ氏が就任しました。
ロシア国営通信によりますと、ロシア政府は12月1日、マリインスキー劇場の芸術総監督を務める世界的指揮者のゲルギエフ氏をボリショイ劇場の総支配人に任命し、就任したということです。
サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場と兼務すると見られています。
ゲルギエフ氏はロシアで最も影響力のある芸術家で、プーチン大統領の側近としても知られています。
ウクライナ侵攻を事実上、肯定してミュンヘン・フィルハーモニーの首席指揮者の職を解かれるなど、西側からは追放状態にあります。
一方、2013年からボリショイ劇場の総支配人を務めていたウラジーミル・ウリン氏は11月30日、「きょうが最後の仕事だ」とスタッフらに別れを告げました。
ウリン氏はウクライナ侵攻の直後、「新たな戦争は望んでない」と戦争に反対する公開書簡に署名していました。
その後は同性愛の宣伝だなどと指摘されたバレエの演目「ヌレエフ」を上演リストから外すなど、プーチン政権の意向に沿った劇場運営を続けてきましたが、辞任した形です。
プーチン大統領の恩師の娘として知られるジャーナリストのクセニア・サプチャーク氏は今回の人事について、「プーチン氏の個人的な決定だ」と指摘しています。
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