2003年に教育テレビで放映されたNHK人間講座「国際コンクールの光と影」(講師:中村紘子)です。当時、浜松国際ピアノコンクールの審査委員長を務められていて、その立場と経験から、様々な視点から浜松国際をはじめショパンやチャイコフスキー、ヴァン・クライバーンなどのコンクールを解説していった講座です。ここで語られた内容は、これまでの彼女の書籍や雑誌での執筆によって残されたものと重なっている部分が多いのですが、生の声で自ら語っているので、より伝わってくるものがあります。所々に映像も挟み込まれているから、なおさら分かりやすくなっているのかもしれません。