ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット
Ravel:Menuet sur le nom d’Haydn
ハイドンの没後100年に当たる1909年、パリの音楽雑誌がとある企画を行いました。それは「HAYDN」の5文字をある規則に当てはめ、それぞれ音名に置き換えた「シラレレソ」を使ってピアノ曲を作曲するというものです。
ドビュッシーを含む6人の作曲家に依頼され、その中の1人であるラヴェルが作曲したのがこの作品です。中間部ではHAYDN主題を逆行させたり反行させたりと巧みに作曲されています。短い曲ですが、ラヴェル特有の色彩感のある優雅な1曲となっています。
Pf:野上真梨子 Mariko Nogami
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【プロフィール】
2002年青少年ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド)日本人初の第1位。第16回、第17回ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド)ディプロマ。第5回野島稔・よこすかピアノコンクール第1位。
2007年公開の映画《ピアノの森》で、“誉子”役のピアノを担当。
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を共に首席で卒業。現在ベルリン芸術大学国家演奏家資格課程に在籍。