TVアニメ『ピアノの森』ピアノ協奏曲のレコーディングについて
2019年1月からスタートしたTVアニメ『ピアノの森』第2シリーズ。
主人公・一ノ瀬海とそのライバルたちがショパン・コンクールでしのぎを削るストーリーは、今まさに佳境を迎えつつあります。
コンクールのファイナル(本選)で競われる曲はショパンのピアノ協奏曲。作品の舞台のモデルとなっている実際の「ショパン国際ピアノ・コンクール」でも同じくこの曲で順位を競いあいます。
リアルなコンクールの世界を精緻に取材し描かれている漫画『ピアノの森』の物語をアニメで再現するには、音楽も“本物であること”が求められると考え、クライマックスで最重要の要素となるピアノ協奏曲のレコーディングは、可能な限り現実のコンクールの環境に近づけることを追求しました。
結果として、日本コロムビアでは、2018年5月に、実際のショパン・コンクールが行われるポーランドのワルシャワフィルハーモニーホールで、前回(2015年)のコンクールで伴奏を務めた指揮者ヤツェク・カスプシクとワルシャワ国立フィルハーモニーを迎えてレコーディングを敢行。一ノ瀬海の担当ピアニストをはじめ、パン・ウェイ担当の牛牛(ニュウニュウ)、レフ・シマノフスキ担当のポーランド出身シモン・ネーリング、そしてソフィ・オルメッソン担当のフランス出身ジュリエット・ジュルノーの4名を一堂に集め、まさにショパン・コンクールさながらの環境下でレコーディングを行いました。
TVアニメ『ピアノの森』において、音楽が単なる“劇伴”の領域を超えた、アニメーションにとって、なくてはならない存在になっているのは、このような音楽面の徹底的な「リアルの追求」の成果といえるかもしれません。
ストーリーのクライマックスを迎えるにあたり、ワルシャワでのレコーディング風景を使用したMVを公開させていただきました。新しい「音楽アニメ」の可能性を追求した今作をさらに楽しむ一助となりましたら幸いです。
(日本コロムビア)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
ピアノ:
一ノ瀬 海
パン・ウェイ/牛牛(ニュウニュウ)
レフ・シマノフスキ/シモン・ネーリング
ソフィ・オルメッソン/ジュリエット・ジュルノー
ヤツェク・カスプシク 指揮/ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
ワルシャワ(ポーランド)
フィルハーモニーホールにて収録
Chopin, Piano Concerto No. 1 in E minor, op. 11
piano
Kai Ichinose
Wei Pang / Niu Niu
Lech Szymanowski / Szymon Nehring
Sophie Ormesson / Juliette Journaux
Jacek Kaspszyk
Warsaw Philharmonic Orchestra
Recorded at Warsaw Philharmonic
【リリース情報】
2019/4/17発売 「ピアノの森」Piano Best Collection II
2019/3/27発売 「ピアノの森」パン・ウェイ 不滅の魂
2019/3/20発売 「ピアノの森」一ノ瀬 海 至高の世界
2019/3/13発売 「ピアノの森」雨宮修平の軌跡
2018/6/20発売 「ピアノの森」Piano Best Collection I
■TVアニメ「ピアノの森」音楽情報サイト
https://columbia.jp/pianonomori/
【TVアニメ「ピアノの森」】
森に捨てられたピアノをおもちゃ代りにして育った主人公の一ノ瀬海が、かつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介や、偉大なピアニストの父を持つ雨宮修平などとの出会いの中でピアノの才能を開花させていき、やがてショパン・コンクールで世界に挑む姿を全24話で描く、感動のストーリー。
TVアニメ「ピアノの森」放送日は下記の公式サイトにて
■TVアニメ公式サイト http://piano-anime.jp/
■Twitter @piano_anime_tv
■Facebook fb.me/piano.anime.tv
■NHKアニメワールド TVアニメ「ピアノの森」https://www.nhk.or.jp/anime/piano/
■Netflix TVアニメ「ピアノの森」https://www.netflix.com/jp/title/80986797