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第九を歌いたい

第九を歌いたい!

大学院を卒業して社会人2年目となり、1年前に比べると仕事にも少しは慣れてきたことから、時間外の趣味に何かできないか考えるようになりました。いわゆる大人の趣味的なものに憧れ、一生楽しめる物はないかと探した結果、ゴルフとクラシックの合唱に興味が向きました。
ゴルフは自宅近くのフィットネスジムのゴルフ会員として通い始めました。生涯スポーツとしてゴルフを楽しむことに加えて、やっぱり芸術的な方面も体験してみたくなり、合唱に興味を持つようになりました。

素人が第九を歌えるのか?

元々歌を歌うことが好きでしたしたが、如何せん楽譜が読めません。。。。
単独でこの音を出してと言われてもその音をすぐには出せないのですが、伴奏であったり、周りの方がお手本を示してくれて、この音出してと言われると、その通りに歌うことができる程度です。
ただカラオケが大好きで、職場の方と一緒にカラオケに行くと、社交辞令でしょうが、上手だねとは褒められるのですが、如何せん楽譜が読めないのです。カラオケは耳で覚えてそのまま歌うので楽譜は必要ありませんね。そんな人間が無謀にも、オーケストラと一緒に歓喜の歌を歌って見たくなり、何を血迷ったのか合唱団に入会してしまったのです。

第九を歌う会に入会してみた

第九を歌えるところについて、調べてみると日本中に第九を歌う会がありました。私は当時東京都内で働いていましたので、仕事帰りに通える合唱団を探したところ、いくつか候補が見つかりました。合唱団の中には、入会基準があったり、毎週の練習には必ず参加しないといけない、3回以上練習を欠席した場合は、本番に参加できないという厳しいルールのある会もありました。社会人の端くれではありますが、時に残業もあるため毎週参加必須の合唱団は参加することはできないので、比較的そういう制約が厳しくない合唱団を探すと、私でも参加できそうな第九を歌う会を見つけることができました。
私が参加した合唱団は、12月末のコンサート向けて、9月から毎週練習を行う合唱団でした。参加費用をそれなりにお支払いしますが、練習費用と当日のコンサートのチケット4枚がついてくるプランでした。

ドイツ語は読めなくても大丈夫!

楽譜も読めない上に、ドイツ語も読めない私ですが、カラヤンの第九はすでに毎日のように聞いており、少なくとも年間300回以上聞いていましたので、第四楽章についても一通り耳に入っていました。初日に入会の手続きを済ませて、楽譜などをもらって練習会場に入ると、参加されている方々は比較的年齢層がお高めの方々が多くいらっしゃいました。私のような20代で参加した男性は、ほぼ0というか、いない状態です。いても30代の男性がチラホラいる程度でした。基本、バスもテノールも現役を引退された60代の方が中心でした。しかも、私のパートは、テノールということもあり、合唱団の中でも一番少数派のパートでした。

私は、小学生のころも音楽の授業で合唱をやった際に、ソプラノを担当していたので元々声が高めでした。
男性が思春期に経験する声変わりの儀式を経た記憶もなく、男性らしい喉仏も出ておらず。低い声が出しにくい状態です。
今でも男性アーティストの低い声の歌を渋く歌いたいのですが、低い声が出ず、どちらかというと女性の曲とか男性でも高い声の曲の方が歌いやすいです。

テノールパートは人が少ない

そんな私が所属したテノールは、バスの半分以下の参加人数でした。たまたま、隣に座った男性がこの道何年も第九を歌い続けている名物の男性の方で、隣について下さって、ドイツ語の読み方や音程を横で実際歌って教えてくれました。上述の通り、私は楽譜が読めませんので、合唱練習の際も「はい。次テノール。ここ歌ってね」と合唱の先生がいうわけですが、そこで隣の男性が歌っているのを左耳で聴きながらみよう見真似で声を出していました。

その時に初めて気がついたのです。私が知っているパートは、女性のソプラノのパートでした。第九のCDを聞いているとやぱり一番目立つというか耳に入るのは、主旋律の部分ですよね。あ、パートによって歌うところが違うんだな、って参加してから気がつきましたwww
当然といえば当然なのですが、そこまで頭が回っていませんでした。

続く。。。

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