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【生演奏】能登に響いたピアニスト・藤田真央の音楽【報道ステーション】(2024年12月20日)

世界から評価され、海外を拠点に活躍するピアニスト・藤田真央さん。先月、アメリカ・カーネギーホールで演奏したその2日後に立っていたのは、能登でした。バイオリニスト、五嶋みどりさんの復興プロジェクトに賛同し、2人で、被災地をまわって音楽を届けました。

■能登に響いた二重奏

病院や施設などをまわったチャリティーコンサート。今回は、体育館や畳の上で演奏することもありました。

能登を訪れて藤田さんが思うこと。

藤田真央さん                                                         「すごく笑顔が多かった。絶やさない。つらい思いをして、大変な思いをして、そういう経験をなさっているはずなのに」

日常を奪った地震と豪雨でした。

藤田真央さん                                                    「普通に暮らしていて、スムーズに事がうまくいくことだらけ。ここも、そうだったはずなのに、いきなり大きな穴があいて、どう埋めても、あいてしまった穴は、ふさぎきることは、とても難しいと思うので。ちょっとしたスペースに、私たちの音楽がフィットしたら、うれしいなって思います。本当に、もどかしい」

■3人の作曲家の“前奏曲”

◆今夜、演奏していただくのは『はじまり』を意味するプレリュード=前奏曲。藤田さんが選んだ3人の作曲家の作品です。

藤田真央さんに聞きます。

(Q.なぜ3人の作曲家の曲を選んだですか?)

このショパンに始まって、スクリャービン、矢代先生、どのお三方、生まれも年代も異なります。ですけれども同じプレリュードという題材を使って、偉大な作曲家たちが、どのように自分たちのエッセンスを作品に取り込んだか、非常に興味深いと思いまして、皆さんと共有したいと思いました。

(Q.いろいろな大ホールで演奏されますが、被災地での演奏は、どんな感覚をお持ちでしたか?)

やはり、いつもとは異なる場所、いろいろな施設や病棟をまわったりと、いつもとは異なる環境だったのですが、非常に距離が近い、聴いてください方の距離が近い。私たちが音楽を奏でいる間、皆さんが、どういうふうな表情されて、どういうふうに呼吸をされているのか。そういったものが、瞬時に共有できたことが、非常にいい体験でした。

(Q.横浜ベイスターズの大ファンと聞きましたが、こまめに情報はチェックしているのですか?)

私、ドイツにいるんですけども、ヤフーは使えないんですけど、ドイツで使えるネットでチェックしています。生まれて初めて日本一を経験しました。98年、生まれでして、横浜は98年に日本一になっているんですけど、私は、日本一になった翌々月に生まれたので。うれしい限りです。          

素敵な演奏、ありがとうございました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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