【AA Classics】実力派ソプラノ、天羽明惠が待望のソロアルバムをリリース!! ♪シェーンベルク~期待

実力派ソプラノ、天羽明惠が待望のソロアルバム「R・シュトラウス 4つの最後の歌」をリリース!ドイツ歌曲評論の大家、喜多尾道冬氏絶賛!激動の時代を生き抜く「女性の愛」を描き出す名唱!

R.シュトラウス 4つの最後の歌

シェーンベルク:4つの歌曲 作品2[I:期待,II:僕に君の金の櫛を贈ってくれ~イエスの懇願,III:高揚,IV:森の木漏れ陽] ウルマン:リカルダ・フーフの詩による5つの愛の歌 作品26[I:お前はどこからそのすべての美を受けたのだ,II:ピアノを弾きながら,III:嵐の歌、Ⅳ:もし私に何か良いものが書けるとすれば、Ⅴ:おお、美しい手よ] 山田 耕筰:紫、澄月集[I:山また山,II:月をのする,III:行きまよひ,IV:ただ澄める,V:なかなかに] R・シュトラウス:
君は私の心の冠 作品21の2
ばらの花飾り 作品36の1
あした! 作品27の4
私は漂う 作品48の2
4つの最後の歌(ピアノ伴奏版)[I:春,II:9月,III:眠りにつこうとしてIV:夕映えのなかで]

天羽明惠(ソプラノ)
ジークムント・イェルセット(ピアノ)
録音:2019年3月12~15日、ベルリン、b-sharpスタジオ

★ドレスデン国立歌劇場、ベルリン・コーミッシェ・オーパー等で活躍する実力派ソプラノ、天羽明惠の待望のソロアルバム(自主レーベル「AA Classics」リリース第1弾)

★「4つの最後の歌」(ピアノ版)を中核に、R・シュトラウス、シェーンベルク、ウルマン、山田耕筰の歌曲を収録。

★伴奏は、ノルウェーを代表する歌曲伴奏者ジークムント・イェルセット。

★企画・制作(プロデューサー)は、ドイツ・リートに造詣が深いベルリン在住の音楽評論家、城所孝吉。

★レコーディングは、RCA、ソニー、DG等への録音で知られる名プロデューサー、フィリップ・ネーデル(b-sharp)が担当。収録は、2019年3月にベルリンのb-sharpスタジオで実施。

★ライナーノーツは、ドイツ歌曲評論の大家、喜多尾道冬氏が執筆。作品解説・歌詞対訳付き。

★ベルリン・コーミッシェ・オーパーに数シーズンにわたって出演し、ドレスデン国立歌劇場、ハンブルク国立歌劇場、ジュネーヴ大劇場等、欧州のオペラハウスで活躍する実力派ソプラノの天羽明惠が、待望のソロアルバムをリリースします。プログラムは、R・シュトラウス「4つの最後の歌」(ピアノ版)を中核に、19世紀末~20世紀前半のドイツ・リートおよび山田耕筰の歌曲23曲で構成されています。R・シュトラウスは、1890年代より20世紀前半にかけての独墺音楽界を席捲しましたが、その長い人生は、ナチス・ドイツへの協力も含めて、波乱に富んだものでした。当盤では、初期の歌曲と、第2次大戦後の晩年に書かれた「4つの最後の歌」を収録。一方、シェーンベルクとウルマン(1944年、アウシュヴィッツ強制収容所で殺害されたユダヤ系作曲家)の作品からは、ユーゲント様式で作曲された初期の「4つの歌」作品2、高名な女流詩人リカルダ・フーフの詩に付曲された「5つの愛の歌」作品26を取り上げています。さらに、1910年から3年間ベルリンで学んだ山田耕筰の作品より、《澄月集》、〈紫〉をフィーチャー。R・シュトラウスの強い影響のもとに書かれた、後期ロマン派的、ドイツ・リート的な作品です。伴奏に当たるのは、ノルウェーを代表する歌曲伴奏者で、天羽と長年共演を続けるジークムント・イェルセット。企画・制作(プロデューサー)には、ドイツ・リートに造詣が深いベルリン在住の音楽評論家、城所孝吉が当たっています。レコーディングは、RCA、ソニー、ドイツ・グラモフォン等で録音を行っているドイツ人トーンマイスター(レコーディング・プロデューサー)、フィリップ・ネーデル(b-sharb)が担当。録音は、2019年3月にベルリンのb-sharpスタジオで行われました。なお本CDは、天羽の自主レーベル「AA Classics」のリリース第1弾に当たります。ライナーノーツは、ドイツ歌曲評論の大家、喜多尾道冬氏が執筆。ブックレットには、邦盤リリースが稀なウルマン作品も含めて、歌詞対訳が付けられています。

◆天羽明恵(天羽明惠)(ソプラノ)Akie Amou
 東京藝術大学卒業。文化庁オペラ研修所、二期会オペラ・スタジオ修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてシュトゥットガルト音楽大学に留学。1995年、第6回五島記念文化賞新人賞を受賞。副賞として財団の助成によりベルリンで2年間研修を行う。同年、オスロ、ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクールで優勝。以後ドイツを拠点に、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン・ゼンパーオーパー)、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、ジュネーヴ大劇場、ペーザロおよびヴィルトバートのロッシーニ音楽祭、ハレ・ヘンデル音楽祭等、欧州各地の歌劇場や音楽祭で活躍している。
 ベルリン・コーミッシェ・オーパーでは、ハリー・クプファー演出の《魔笛》に夜の女王で、バリー・コスキー演出の《グラン・マカーブル》(リゲティ)にゲポポ/ヴィーナスで、数シーズンにわたり出演。当たり役とされる《ナクソス島のアリアドネ》ツェルビネッタは、ラインスベルク音楽祭(クリスティアン・ティーレマン指揮)やドレスデン・ゼンパーオーパーでも演じた。国内では、日生劇場における《ルル》(ツェルハによる第3幕補筆版の日本初演)題名役で、高い評価を獲得している。
 オペラでの役柄は、《後宮からの逃走》ブロンデ、《ホフマン物語》オランピア(共にジュネーヴ大劇場)、《タンクレーディ》アメナイーデ(ヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭)、《ランスへの旅》コリンナ(ペーザロ・ロッシーニ音楽祭)、《リゴレット》ジルダ(オスロ歌劇場)、《ドン・パスクワーレ》ノリーナ(カッセル州立劇場)、《魔笛》夜の女王(ハンブルク州立歌劇場、ハノーファー州立歌劇場)等。近年は、《フィガロの結婚》伯爵夫人、《魔笛》パミーナ、《椿姫》ヴィオレッタ、《ゲノフェーファ》(シューマン)題名役等の、よりリリックな役柄でも活躍している。B18
 コンサートの分野では、モーツァルト「大ミサ曲ハ短調」、モーツァルト、フォーレの「レクイエム」、マーラーの声楽付き交響曲、《嘆きの歌》、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、ベルク「アルテンベルク歌曲集」等をレパートリーとしている。歌曲では、R・シュトラウスやヴォルフ(「イタリア歌曲集」)等の有名曲のほか、ウルマン、シマノフスキ、コルンゴルト等のマイナー作品でも成果を収めた。
 これまでに井上道義、大野和士、佐渡裕、沼尻竜典、下野竜也、シャルル・デュトワ、ダニエル・バレンボイム、ヴァレリー・ゲルギエフ、キリル・ペトレンコ、トン・コープマン、アイヴァー・ボルトン等、国内外の著名指揮者、オーケストラと共演。2019年には、ワルシャワ「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭で、秋山和慶のもと《第9》を歌った。ナタリー・デセイ、ヨナス・カウフマン、マティアス・ゲルネ、レナート・ブルゾン、ルッジェーロ・ライモンディ等、世界的名歌手との共演も多い。
 サントリーホール・オペラアカデミーで若手の指導にも当たるほか、解説付きオペラ公演をプロデュースし、啓蒙活動にも励んでいる。1999年度アリオン賞、2003年第14回日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞を受賞。日本ロッシーニ協会運営委員。故戸田敏子、フランス・シマール、故エルンスト・ヘフリガーの各氏に師事。

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