ジョスカン・デ・プレ ミサ《フェラーラ公エルコレ》 Josquin des Prez (1450/55?-1521), Missa Hercules dux Ferrariae より キリエ

ジョスカン・デ・プレ ミサ《フェラーラ公エルコレ》
Josquin des Prez (1450/55?-1521), Missa Hercules dux Ferrariae
より キリエ

演奏:
Superius : 鏑木綾 佐藤裕希恵
Contratenor : 櫻井元希 渡辺研一郎
Tenor : 富本泰成 吉田宏
Bassus : 松井永太郎 花井哲郎(音楽監督)

Superius : Aya Kaburaki, Yukie Sato
Contratenor : Genki Sakurai, Kenichiro Watanabe
Tenor : Yasunari Tomimoto, Hiroshi Yoshida
Bassus : Eitaro Matsui, Tetsuro Hanai (Maestro di Cappella)

この曲を全曲録音したCDが発売されています!

ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲全集 第2集 ミサ《フェラーラ公エルコレ》
ミサ《フェラーラ公エルコレ》、ミサ《ラソファレミ》

ヴォーカル・アンサンブル カペラ(音楽監督 花井哲郎)
レコード芸術誌:準推薦
RGCD-1029
¥2,500(税抜)
http://www.regulus-classics.com/albums/index.html#vocal_ensemble_cappella

ミサ《フェラーラ公エルコレ》は、ルネサンスの時代にイタリアのフェラーラを支配していたエステ家の当主エルコレ1世の名前がタイトルとなっている作品です。エルコレ1世は1471年にフェラーラ公となり、1505年に亡くなるまで音楽の愛好家またパトロンとしても知られ、その宮廷聖歌隊はヨーロッパ最高の楽団の一つでした。ジョスカンは1年ほどですが、この聖歌隊の楽長を務めていたことがあります。
「フェラーラ公エルコレ」はラテン語では Hercules dux Ferrarie です。その母音の部分 e u e u e a i e に階名を当てはめますと、レ・ド・レ・ド・レ・ファ・ミ・レ、となります。ミサ曲の中で、この旋律がテノールの声部によって、3度ずつ繰り返されます。1回目は低く、二回目は中くらいの高さ、そして3回目は1回目よりオクターブ高く歌われます。それが、曲の中に何回も出てきますので、ミサ曲全体が、君主であるエルコレを讃え、そしてフェラーラのための祈りの音楽となっているのです。
この演奏ではルネサンス時代の計量記譜法によるオリジナル譜を使っています。3部からなるキリエの最終節は、伝えられている様々な写本から判断するに早いテンポと遅いテンポの2つの可能性があり、どちらが正解か分かりませんが、ここではゆっくりの方で演奏しています。

録音・録画 Leibniz Record

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